解決したい課題・目指す世界
・現在、インターネットを利用できているのは全世界の57%。
・網羅的に地上に基地局を建ててインターネットを提供するのは難しい。
・それを解決する手段として、宇宙に人工衛星を打ち上げ、地球全体を覆うことで、インターネットを提供するというアイデアがある。
・これを実現することで、世界の情報格差(デジタル・ディバイド)を解消することができる。
・また、世界中どこにいても安定的にインターネット環境が利用できることは、今インターネットが使えている人々にとっても、メリットがある。
ビジネスモデル
・インターネット回線を提供することで、提供する側の企業は手数料を得ることができる。この市場が非常に膨大である。世界の人口が増えている中で全世界を対象としたビジネスとなるため、成長も見込める領域である。
・このビジネスが形になると、現在使用しているドコモやソフトバンクの地上インターネット回線ではなく、宇宙インターネット回線を利用するという状況が発生する可能性もある。(ゲームチェンジ)
参画している企業
・トップランナーはイーロン・マスク率いるSpaceX。
・AmazonやFacebookといった潤沢な資金を持つ企業も後発だが参画している、それ以外にも複数のスタートアップ企業が参画している。
・多数の人工衛星の打ち上げが必要となるため、この事業には膨大な資金が必要となる。
課題
・SpaceXは1.2万~4.2万の衛星を打ち上げ、地球を覆う形を目指している。
・人工衛星には宇宙ゴミの課題が存在する。小さなネジ程度のゴミも考慮すると非常に多くのゴミが地球の周りに存在することになる。
・また天文学の観測上の影響も発生している。衛星が反射し正しい観測がし難くなる等。
参考
https://www.tel.co.jp/museum/magazine/report/20210901/
https://sorabatake.jp/14414/
https://www.sbbit.jp/article/cont1/36398
https://www.ssc.slp.or.jp/faq/science-qa-box/qabox-communication/936.html