・ゲームチェンジとは、ビジネスの従来の枠組み・ルールが崩壊し、新たなものに切り替わることを意味する。
・近年の代表例が、iPhoneである。
従来はPanasonicやSharpといった端末各社がdocomoやソフトバンクといったキャリア独自の端末を作成し販売していた。
従来は端末が差別化に寄与していたと言える。
iPhoneはiPhoneというデバイスがあり、それをキャリアが採用する形で販売をするようになった。
iPhoneを求めるユーザーが多いため、キャリアはiPhoneを扱わないと顧客が離れてしまうという状態が出てきた。
iPhoneという端末では差別化できなくなり、よりキャリア側のプランやサービス内容による差別化が重要になった。
その後、キャリアフリー・SIMフリー端末が相次いで登場し、当たり前のものとなった。
携帯業界の意識、アプローチが一変したできごとであった。
・また、AWSやGCP、Azureも代表例である。
従来はサーバーを自前で用意するか、レンタルサーバーを利用するという形で、実物・実体を意識することが当たり前であった。
これが、クラウド上のサーバーを利用するという概念になり、サーバーを気軽に増やしたり減らしたり、その運用を自動で行うようにしたり、ということが可能となった。従来はそういった考え自体が無く、サーバーに対する意識やサーバー運用者の業務アプローチが一変した。